top of page
  • 執筆者の写真米飯製炭所

木酢液の使用方法について

更新日:2021年1月17日

木酢液の使用方法についてはWEBで検索するといくらでも出てきますのであまりここで詳しく書くことは控えていました。


というのも木酢液は農薬ではありませんので、その時の樹種や焼き方、伐採時期、採取方法や気温などによって成分が変わってくるものだからです。


そのため一概にこうやって使えばいい、このような効果がある。ということを生産者の立場から言うのがはばかれるためです。


ですがこの琥珀色の液体が秘めている能力は確かなものです。


土に使うにしろ、植物に使うにしろ、人間に使うにしろ少しずつ様子を見ながら使うのがいいかと思います。そしてこの茶色い液体がどこからどのようにやってきているのか想像して使っていただけたら幸いです。


ここでは使い方の目安のようなものを載せておきます。これを参考にしてみなさんでいろいろな方法を試していただきたいです。そしていい方法があれば私にも教えていただきたいです。



木酢液の使用方法

希釈の仕方によって効果が変わってきます。


  1. 0倍(原液使用) 強殺菌作用

  2. 0〜100倍 殺菌作用

  3. 200〜300倍 作物の生育抑制

  4. 400〜1000倍 作物の生長促進


1と2の(強)殺菌作用というのは土壌改良や消臭に使えます。

濃度が濃ければ濃いほど殺菌作用は強くなりますが人体を含む植物や動物にも害がありますので人体に直接触れることのない場所に使用してください。

この効果は10日ほどで分解されるため作物を育てる場合は10日ほどたってから使用してください。10日経てば害はなくなります。

【主な用途】

病害菌が発生した土の消毒、排水溝や生ごみの消毒・消臭など


3の生育抑制

害虫の発生や動物の侵入を防ぐ効果があります。しかし、これは作物などにも影響が出るため薄い濃度から様子を見ながら行ってください。そして木酢液は農薬ではないので害虫がついてしまってからでは遅い場合があります。

【主な用途】

防虫、動物の侵入の防止など


4.作物の生長促進、アロマ効果

微生物などが増殖することによって植物の生長が促進されます。薄めた木酢液はほのかなスモーク臭でありリラックス効果もあります。

【主な用途】

畑やプランターの成長促進剤、入浴剤など



木酢液は万能ではありません。木酢液ですべて解決するようなことはありません。ですが木酢液にはまだまだ我々の知らない成分や効果が含まれている可能性は高いです。


この不思議な液体に過度に期待せず上手に付き合っていく方法を探していただけたらと思います。


参考URL

日本木酢液協会 https://www.nihonmokusaku.jp/


最後に私のおすすめの使い方をふたつ。


【入浴に】

お風呂にキャップ2~3杯の木酢液を入れて入浴します。アトピーや乾燥肌に効くという話もあるそうですがここはまずはアロマ的に使用してみてください。

木酢液の香りが苦手という人もいるかと思いますがキャップ数杯程度に薄めるとどことなく森の中にいるような香りがします。木酢液の香りが好きな方はもっと入れても大丈夫です。


給湯器を痛めることもありませんしシャンプーに使っても問題ありません。残り湯をガーデニングに使用したり洗濯に使えばなお効果的です。


【トイレに】

いまはほとんどなくなりましたが汲み取り式トイレやペットのトイレなどに使用します。

汲み取りトイレには原液のままジョボジョボと入れてみてください。おどろくほど臭いが消えます。ペットや家畜のトイレや寝床などにも効果てきめんです。



閲覧数:525回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page