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  • 執筆者の写真米飯製炭所

北海道木炭の特徴について


北海道の木炭生産量は全国で3位です。つい最近までは2位でした。現在も減少傾向にはありますが全国有数の木炭生産地なのです。



紀州備長炭、土佐備長炭、黒炭だと岩手切炭、池田の菊炭などは全国区ですが北海道の木炭と言っても全国的にはほぼ知られていない存在です。


事実として北海道の木炭を本州の一般の方が入手しようとしてもほとんど手に入れることはできないかと思います。(一部の生産者直売のネットショップなどでは買えます)


全国3位の生産量の木炭はどこに行ってしまっているのでしょうか?



そのほとんどが北海道内で消費されており本州ではごく一部が北海道産であることは明示されず業務用として出荷されていることと思われます。



木炭の消費地はやはり東京や大阪などの大都市です。


そうした大都市への輸送を考えるとどうしても他の産地と比べると北海道産は不利になります。

さらに歴史の浅い北海道の商品はどうしてもブランド力が弱いため価格で勝負するしかなくなる傾向がありました。

こうして安く買いたたかれた北海道木炭は北海道産であることをアピールされないままに流通されている実情があります。



いっぽうで北海道の木炭生産者も北海道産のブランド力をあげるために長年努力し続けてきています。

品質でいえば他の産地とはまったく引けを取りません。むしろ我々の木炭が日本一だと思って炭を作っています。



こうした高品質なものが安価で流通しているのが非常に残念なのですがこれはチャンスでもあると思っています。


かつて北海道のお米が安く買いたたかれていましたが今ではブランド米として高値で本州でも売られています。このように北海道のブランド力は飛躍しています。



木炭が単なる燃料である時代はもはや終わりつつあります。


品質の高さはもちろん最重要ですがそこにどれだけの付加価値をつけられるか。


消費者が自ら選んで買える時代になったいま、生産者がやるべきことは消費者に思いを伝えることでしょう。



北海道の木炭のすばらしさを伝え消費者に選んでいただく努力を続けていけば北海道産の木炭が生き残っていくことは十分に可能だと思っています。


さぁ、北海道の木炭で火をおこして北海道の森を感じてみませんか。



米飯製炭所はこれからも木炭を通して北海道の魅力を伝えていきたいと思います。





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