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  • 執筆者の写真米飯製炭所

薪と木炭

よく聞かれること。


「薪は売ってないのですか?」


答えはNOです。(2021年5月現在)


木炭は木からつくります。太い木は割ってから炭にします。

炭窯に入れる状態の木は長い薪そのものです。


それを1年から2年置いておけば木炭と同じくらいの価値を持つ商品となります。


なので薪はたくさん作れるのです。


ですが販売はいまのところしていません。


その理由はいくつかあります。


・薪にまわすほどの原料を確保できない

→小さな機械と軽トラでは木炭の原料だけで精一杯


・出荷時期が繁忙期

→だいたい秋頃に薪の注文は集中しますが、その時期は原料調達のため山に籠もってます。


・自家用の薪で消費してしまう

→ポンコツの家で北国の長い冬を乗り切るには膨大な薪が必要となります。


商品としての薪はもはや贅沢品であり灯油と比べて割高となっています。なので経済的な観点でいえば薪を売って灯油を買ったほうがいいのです。


だけどそれってなんかおかしい話だなと感じています。


そして「俺は炭屋だ!」という意地のようなものもあります。薪ばっかり売れたら木炭作るのバカらしくなってきます。

薪は誰にでも作れますしね。


そんなこんなで薪は売らずに自家消費しています。

年によってたくさんできる年もあるのですが薪の在庫がたくさんあるとなんとも言えない安心感があるのです。


これは北国に住んでないとなかなか理解できない感情かもしれません。


将来的には薪も販売できたらいいなとは思ってますが炭屋でありたいという気持ちは大切にしたいと思っています。












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