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執筆者の写真米飯製炭所

伐採を終えて

葉っぱが落ち始めてから根雪になるまでの約1ヵ月(その年によっては2か月の時もあれば2週間くらいの時もある)は米飯製炭所にとって最も忙しい時期だったりします。


木炭の原料となる丸太の調達の時期だからです。


木々の栄養が根っこに落ちきってから伐採します。

そうすることで翌春に切株から新しい芽が生えやすくなるからです。


積雪が1m近くなるペーパンでは冬季の伐採は採算性の問題などで現実的ではありません。

なのでこの1か月の間に1冬分の原料を調達しなければならないのです。


しかも建設機械や大型トラックなんてものは無いので小型の林内作業車で道まで引っ張り出して軽トラックに手積みという非常に原始的な作業をしています。


なので時間がかかる。1日1台分とか2台分とかしか伐り出せない。

そして体はボロボロになりますし、軽トラックもボロボロ。


木炭の原料であるナラの木はとても重いし、たいして儲からない炭やきで建設機械を揃えるなんて夢のまた夢。


私の心も折れる寸前になります。(ブログの更新もできなかった。。)


それでも秋の山は美しく、私の木炭を待ってくれる人がいる。


そして今年は椎茸生産者であるシイタケ君が伐採を手伝ってくれた。


そうして今年もなんとか乗り切りました。


コロナもあって例年より少なめではありますが予定していた分の原料を運び終えました。


この光景をみると気持ちが自然と高まってきます。





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